体育実技を履修登録するまで
学習センター職員さんに、体育実技をやりたいんですよねーと言ったら返ってきた答え。
「ほ、本当に、取りたいですか?!」
(↑ホントに言われました)
センター職員さんがなぜか驚愕する「体育実技」!
私、果敢にも(?)履修登録しました!
というわけで、レポートします!「体育実技を履修登録するまで」
体育実技は、放送科目や面接授業と同様に選択すれば履修登録はできます。だけど最終的に単位を得るには、規定に倣った運動を実施し、それを申請して認めてもらうことになります。
私は放送大学に入学する前から、市が開催するスポーツ講座のピラティス教室に通っています。入学した後で「このピラティス教室、放送大学の『体育実技』として認定してもらえそうじゃない?!」と気が付きました。
もしそうなれば「今まで通りに毎週一回参加する→放送大学の単位も貰える」ってことなので、新学期から履修しちゃえばいいじゃない!と思ったのがきっかけ。
Step1 下調べ
まず放送大学のサイトで体育実技について調べました。
放送大学 授業科目案内 体育実技
体育実技の手引き(PDF)
体育実技かんたんガイド(PDF)
これらを読んでみたところ、いま通っているピラティス教室は体育実技として認められる可能性がある!と思えてきました。
だけど自己判断にすぎないので、大学側に聞いてみることに。
Step2 学習センターで聞いてみた
学習センターへ行った際に、質問してみようと思って体育実技の話題を出したら「ほ、本当に、取りたいですか?!」と言われてしまいました(笑)。
どういう意味で「ホントに取りたいですか」なの ?!と思ったら「めったに履修する人が居なくって…」とのこと。結局「体育実技履修の手引き」(←事前にPDFで読んでたやつの冊子版)をもらい、詳細は大学本部に問い合わせますと言って帰ってきました。
「体育実技について説明したり質問に答える」は(私が所属している)学習センターでは日常的にやってない、そもそも質問しにくる学生が居ないんだろうなーと思います。
Step3 本部の職員さんに聞いてみた
※最初は、このStep3の内容を学習センターで質問しようと思っていたのですが上記のようなお答えだったので、本部に聞くことにしました。
電話でお問合せしたところ、学生課卒業判定グループの職員さんが対応してくださって、以下のような点を説明・確認しました。
・市が開催するピラティス教室に参加している
・週1回、1時間、市の体育館で開催されている
・民間のピラティス教室の先生が、指導者として教えに来ている
・毎回出席を取っている
・ピラティス以外にも、エアロビクスやヨガなどの教室が同じ体育館で開催されているので、途中で他の種目に変えるかもしれない。
・こんな内容だけど、放送大学の体育実技の対象になりますか?
↓
学生課職員さんのお返事
・「市町村が開催している教室」という形態なら問題ない
・指導者が教えているなら問題ない
※自主的にランニングしてるとか、友達同士で運動しているとかはダメ
※指導者の立場の人が監督している必要がある
・出席を取っているなら、ピラティスの先生も、主催者(市や体育館の職員)も、出席の事実が確認できるので望ましい
※最終的に、指導者や主催者から運動の実績を証明書に書いてもらう必要があるので
・単位認定に必要なのは30時間の受講。一つの種目が5時間以上なら、複数の種目を組み合わせてもOK(ピラティス25時間+エアロビクス5時間など)
・ということで、放送大学の体育実技の対象になりますよ!放送大学としてはOKです!
・だけど、市町村側がOKかどうかは、ちゃんと確かめてからにしてください
私は「市が毎週開催する教室」なので割とわかりやすい事例だったのですが、他には「民間のダンス教室に通ってる」とか「ママさんバレーのチームに入ってる」「健康登山に1日だけ参加する」みたいに色んな運動の仕方があると思うし、それが体育実技の対象になるかどうかは大学側が判断することなので、事前に「こういう運動をやろうと思っている」と大学に聞いておいたほうが良いと思います。
Step4 教室の主催者に聞いてみる
次は、主催者側です。
最終的には「この人は合計30時間受講しました」という証明書を、主催者(体育館の職員やピラティス講師)から書いていただき、放送大学に提出することで単位になるので、証明書を実際に発行してもらえるかどうか?を確認しておく必要があります。「そういう証明書の類は一切発行しません」なんて後で言われたらショックなので。
教室を開催している市の体育館宛てに、お問合せとお願いのメールを送ったところ、数日後に体育館の館長さんから「前例がないので現在確認していますが、できるだけご協力したいと考えている」と返信があり、更に数日後「対応いたします。必要な書類を持参してください」と快諾のメールが!
放送大学の所定の様式「社会体育依頼申込書」(「体育実技の手引き」に載っている)と、今後の受講~証明書発行までのスケジュールを自分なりにまとめたメモを用意して館長さんにお渡しするとともに「通算30時間受講したときに、証明用の書類を持ってくるので記載をお願いします。もちろん毎週ピラティス教室に通いますのでお世話になります」とご挨拶をしました。
なお、ここまでの「大学と主催者への確認」を、履修登録までに終わらせておいたほうが良いと思います。履修登録して学費を払った後で「運動の内容が放送大学に認めてもらえない」「主催者から証明書を発行してもらえない」ことがわかると、学費が無駄になってしまうので。
(私自身は、ここまでの手順を2017年1月までに済ませました)
Step5 履修登録・学費納入(平成29年2~3月)
2017年1学期分の履修登録時に「体育実技」を登録。学費も振り込みました。
ちなみに、体育実技は1単位(=5,500円) です。履修し終えると「基盤科目の面接授業1単位」として認定されます。
体育実技には教科書がありませんが「体育実技の手引き」が届きます(私はStep2の時点でもう持ってるので、これで2冊になった/笑)。
Step6 これから(平成29年4月~)
これまで通り、週に1回ピラティス教室へ通います。
で、受講が通算30時間に達した時に、体育館の館長さんに証明書を書いていただくことになります。
私の場合はありがたいことに、館長さんが前向きに検討してすぐにお返事をしてくださったので、スムーズに話が進みましたが「主催者に説明する」のが結構難関ではないかと思います(前例がない、担当者が居ない等で時間がかかるとか、そもそも放送大学について説明する必要があるとか)。
なお私は以前からピラティス教室に通い続けていたため「もう30時間以上通ってますよね!証明書書くんで持ってきてください!」って話になりかけて、「いいえ2017年4月の新学期から30時間通う必要があるんです」って説明し直す必要がありました。
なお、体育実技はいちど履修登録したら、何年・何学期かかってもOKです。
私は2017(H29)年4月に履修登録し、週1回教室に通うと、順調ならば2017年の秋~冬頃に30時間に達することになります(もちろん、都合や体調不良で欠席したり、お盆や市のお祭りの期間は体育館が休館したりもするので、実際は前後すると思われます)。
以上「体育実技を履修登録するまで」でした!将来、証明書を発行して貰う頃になったら、また続きをレポしたいと思います。
※なお、上記は「私が2017(H29)年度1学期に体育実技を履修登録するために、それ以前に調べたり準備したこと」を書いています。放送大学側の制度が変わったり、地域や教室によって運動に関する規則の違い等もあると思いますので、実際に体育実技をやってみようという際には、ご自身で確認されることをおススメします。
◎追記(2018年2月4日)◎
受講時間が30時間に達したので単位認定の申請を実施し「続き」を書きました!よろしければ以下からご覧ください。