どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入→2019年に卒業。その後は再入学しマイペースに勉強しています

過去と現在の通信教育

※以前に在籍したことがある日大に関する記載がありますが、あくまで「約25年前に在籍していた時の事・個人的な想い出」です。

 

私は放送大学に3年次編入しています。編入の際は、以前に在籍していた日本大学通信教育部で取得した単位を認定していただきました。
日本大学通信教育部には4年間在籍し、58単位を取得したところで退学しました。平成7年~10年(1995~98)頃のことです。
日大の退学~放送大学への編入のことを、書いてみようと思います。

 

日大の通信教育部に入学し、1~2年目はやる気に溢れているしスクーリング(放送大学の面接授業にあたるもの)にも積極的に行っていましたが、3~4年目は多忙になり勉強がはかどらなくなりました。実際、日大で取得した58単位のほとんどは2年目までに取ったものです。
日大は、在籍しているだけで毎年発生する基本料金のような学費が必要なシステムだったため、3~4年目は「そこそこ高額な基本料金+1~2科目分の履修料金」を支払っている状況になり、やる気も保てなくなって辞めることになりました。

 

当時は教科書以外には地域の図書館で関連する本を探すくらいしか学習方法が無く、私にとって日大の勉強は厳しかったです。「いつか復学できたら…」とも考えましたが、また挫折するんじゃないかという思い、お金の都合、日々忙しい中で「私は結局復学できない、しないんだ」と思っていました。
大学を卒業できなかった事、日大を中退したことはその後もずーっと心残りではあったのですが、通信教育自体が自分には無理なのだとも思っていました。

 

そんななか、加入したCATVで放送大学のチャンネルが視聴できることに気付き、時々眺めているうちに「授業がTVで見られる放送大学ならわかりやすそう。これだったらもしかしたらできるかも」と思えてきました。また結婚・引越・転職などから数年経過して生活リズムが安定しており、いまなら通信教育にチャレンジできる気がして、平成28年(2016年)の2学期に放送大学編入しました。

 

いま振り返ると、放送大学は私に合っていてやりやすく、卒業まで続けられたのだと思います。
まず上でも書いたように、授業が放送され、入学後はネットでいつでも何回でも視聴できること。テキストだけ読んで学習するよりもずっと分かりやすかったし気持ちのうえでずいぶん楽でした。
また、面接授業の数や種類の多さは驚異的だと思います。自分が行ける範囲で受けたい科目がたまたま無い学期もあるけれど、全体の開講数やラインナップは本当にすごいし、全ての都道府県で開催されているというのもすばらしいです。
そして、入学金を納めたあとは、履修する単位の分だけお金を払えば良いこと。何年もかけて卒業や資格の取得を目指す人に優しいシステムだと思います。

 

あとはインターネットの役割が大きかったです。平成7年頃って自宅にパソコンがある人はまだ少なく、インターネットも「誰でも活用できる」ような状況ではなかったように思うので、現在との一番大きな違いはコレだと思います。
専用サイトにログインすることで履修登録や成績情報を見ることができ、課題もWebで提出できる。通信教育のイメージが「15円の切手を貼って郵便を出す」で止まっていた私にとって、ほとんどの事がインターネットで完結できるシステムになっていることに、入学当初は便利になったなぁと感激しました。
何より、放送大学の卒業生や在学中の方のブログやTwitterを拝見できて体験談が読めたり、この方も頑張っていらっしゃるのだなぁとわかるのは本当に励みになりました。