どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入して卒業を目指しています 履修記録とモチベーション持続のためにブログを開設

【感想】文学のエコロジー('13)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した2017年度1学期時点でのことです。


文学のエコロジー('13)
総合科目 択一式 持ち込み可

放送授業の第1回が「講談師(一龍齋貞心氏)にロランの歌を読んでいただく」という変わった内容ですごく面白かったのでぐっと引き込まれ、2回目以降も聴くのが楽しみになった。なお第2回以降の様々な朗読は、AMラジオかと思うような堅い口調の方々です(これはこれで、古い外国文学らしい良い雰囲気ですよ!)。

ラジオなのに目の前で講義をしているかのようにこちらへ語りかけてくる担当の宮下志郎先生の口調が妙に癖になるし、印刷教材もこういったテキスト類としてはかなりくだけた文章で書かれていて大変読みやすく感じる。個人的には、機会があったらぜひ面接授業で講義を直接受講してみたい先生のひとりです。どんな方なんだろう宮下先生…。
余談だが、学習センターへ行った際に、宮下先生が担当されている別の科目「ヨーロッパ文学の読み方-古典編」の印刷教材を読んでみたらこちらもとっても読みやすくて面白かったです。

題材として取り上げられているのは主にヨーロッパと中国の文学作品。作品が作者によって生み出されるのにどんな背景があったのか、私たちがいまその文庫本を手にとって読むまでに、どんなふうに流通し伝えられてきたのか。また印刷や出版、著作権や印税の歴史なども知ることが出来る。印刷技術が登場発展したことが作者や出版にとってどれだけ便利で素晴らしい恩恵をもたらしたのかを強く強く感じる。

文学と史学をミックスしたような科目なので、どっちか(もちろん両方)が好きな人にはオススメ。ひととおりの学習を終えてしばらくしてから試験対策で再びこの科目に取り組んだときに、しみじみと面白いなぁと感じました。
ただし、著名な作家は大抵愛人と借金を抱えているのね(もちろんそうじゃない人も居ますが!)と、知らなくても良いことを知ってしまうことにもなる科目です。