どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入→2019年に卒業。その後は再入学しマイペースに勉強しています

【感想】博物館概論('11)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した2017年度1学期時点でのことです。

 

博物館概論('11)
人間と文化コース導入科目 択一式 持ち込み可

博物館(の運営)に関する様々な事柄を学ぶ科目。博物館の歴史、展示されるものについて、学芸員の仕事内容、地域と博物館の関わり、権利関係などなど多岐にわたり、印刷教材も比較的厚め。放送授業は楽しくも真面目な印象で、じっくり・コツコツと学習が進んでゆく。この授業に最後まで私もしっかりと付いて行こうと思わせられた。

基本的には、吉田憲司先生が各地の博物館を訪ね、各方面の第一人者に話を聞いたり、日本・海外の様々な博物館や実物の資料を紹介しながら進む。私の今後の生涯で取り扱うことはきっと無いと思うけれど、巻子や屏風の扱い方なんてすごく興味深かったし、あたりまえだけどこれまで気付かなかった「照明や温度や害虫のプロ」等が博物館にはいらっしゃるのだなということを知られて良かったと思う。
おそらく色んな時期にロケを実施しているため、映像の中の吉田先生が散髪して突然髪が短くなっていて驚くことがある。

何気なく楽しく見学していた博物館・美術館が、この授業を受けた後なら「なぜこの順番に展示されているのか、どんな歴史があるのか、展示しようと決めた学芸員さんはどんなことを考えたのか…」等、見るポイントが変わると思う。
放送大学生であるうちにぜひ学割を使って)色々な博物館・美術館に行こう!と思った。

【感想】日本語とコミュニケーション('15)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した2017年度1学期時点でのことです。

 

日本語とコミュニケーション('15)
人間と文化コース導入科目 択一式 持ち込み可

人形劇があってわかりやすいという評判を多く目にするのでずっと気になっていた科目。日本語を用いて行うコミュニケーションについて様々な側面から考える。心理学的な側面も含んでいると思う。
「ペンを貸して下さい」は「ペン貸して?」で伝わるといった内容が出てくるが、私が日本語を普段使っているからなるほどと思うのと同時に、この感覚や習慣は日本語を学ぶ外国人などからしたらとてもややこしく、理解しがたい部分だろうな…と感じる。

放送授業は担当教授のお二人ともが毎回登場し、二人で講義と会話(質問や念押し)をしながら進むのに加え、マーくんとえりちゃんによる人形劇を例にして「今の劇中の会話で、どの部分が○○だったか?」のように考えたり解説したりするので親しみやすい。ただし、印刷教材に沿って放送授業が進むわけではない(教材には書いてあるが放送で触れない部分があるとか、順番が前後するなど)ので、視聴前に一通り読んでおく方がよさそう。

放送授業を視聴すると「なるほど!」と思うのだけど、これを実際の会話で活かせるか?と考えるとイマイチそういう気がしなかったり、提出問題や過去問は(わざと)印刷教材と違う表現や難しい言い回しで問題が作られているような印象があり、個人的には「分かり易いのに捉えにくく、消化不良を感じる」という、妙な苦手意識があった科目だった。

内容は毎回「盛りだくさんですね」。会話例を強調するための人形劇だから仕方ないのだけれど、マー君がおどおどしすぎでちょっとイラッとするのは私の心が狭いのかも。
授業内容以外の放送授業の見どころは、大橋理枝先生の毎回の髪型とお二人のファッション(だと思う)。滝浦真人先生がスーツの絵が描かれたTシャツをお召しになっている回があり、こんなラフな大学教授始めて見たとびっくりした(笑)。

【感想】日本文学概論('12)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した2017年度1学期時点でのことです。

 

日本文学概論('12)
人間と文化コース導入科目 択一式 持ち込み可

文学作品そのものを学ぶというよりは、各回ごとに数名の作家をテーマにしてその経歴や作品が生まれる背景、どのように伝わり次世代の作品に影響したか、後世で研究されたか…といった側面から観るような科目。文学史に近いイメージ。
私の印刷教材の余白には、人物相関図(○○の弟子が××で、そこから派生した△△派が…みたいなやつ)がやたらと書きこんである。

昨年度に履修済の、島内裕子先生の「和歌文学の世界」がとても楽しく、先生の授業の雰囲気や語り口はなんとなく分かっている(気がする)ので、私にとっては安心安全楽しみな履修だったが、同時進行で学習していた「日本文学の名作を読む」「上田秋成の文学」(これらは文学作品そのものを取り上げていることが多い)のほうにどうしても心惹かれてしまい、「概論」であるこちらの科目にはイマイチのめり込めないまま終わってしまった感が残っている。でも、今後更に日本文学関連の科目を履修するなら、日本文学の全容を広く眺めるようなこの「概論」はやっておいたほうが良いように感じる。

全体を通してのテーマは「蓄積・抽出・浸透」。
時代や文化のなかで様々な作者が作品を生みだし「蓄積」され
その中から優れたものが流行したり研究されたりする「抽出」
そして、長きにわたって読者に読み継がれ愛される「浸透」
この3つのステップを経ることで、いわゆる名作(歴史的なロングセラー)や、偉大な作家が出現することになるとのこと。
そう考えると、源氏物語なんて1000年以上の超ロングセラーですよね。

【感想】著作権法概論('14)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した2017年度1学期時点でのことです。

 

著作権法概論('14)
社会と産業コース専門科目 択一式 持ち込み可

エキスパートの博物館系プランの必修科目だし、個人がインターネットで色々発信したり情報を得たりする今の時代では学んでおくのもいいかもー!と思って取ったが、まず印刷教材が厚い。読もうとしても眼が文字の上を滑るだけで頭に入ってこないし、放送授業はほぼ印刷教材を読み上げている状況なので私には理解し難く、必ず毎回眠気に襲われる。「私にとっては難しい、向いてない」科目だった…。

3回目くらいまでこんな調子だったのでこのままじゃいかんと気を引き締めて、テキストの下読みを念入りにやるようにし、ミントのキャンディーを舐めながら放送授業を聞く(笑)作戦で乗り切った。それでも本当に身についたか、知識になったかといわれると全く自信が無いです…。
印象に残っている事柄は「創作の瞬間から著作権が発生/映画はとにかく70年/コピーガードは絶対外しちゃダメ」あたり。

苦手意識が強かったからこそ試験前の復習を特に頑張ったのに、試験の手ごたえを感じられず、再試験になるだろうと覚悟していたがなんとか合格できた。
試験問題は20問。これだけ多いと、持込資料を見直す時間はほとんど取れない。

同じ法律系でも身近なトラブルを事例にしてわかりやすく解説している「市民生活と裁判」とは天と地ほどの差を感じ(著作権法概論はガチで法律を解説しているのであたりまえだが)、私にとっては放送大学に入学してから初めてぶつかる壁みたいな科目で、今学期いちばん苦しみました。でも冒頭に書いたように、自分が興味を持って選んだ結果なのでこれも良い経験だった…ということにしたいと思います。

【感想】市民生活と裁判('12)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した2017年度1学期時点でのことです。


市民生活と裁判('12)
社会と産業コース専門科目 択一式 持ち込み可

放送授業の、ききての小島友実さんの存在がすごく良い!
小島さんは「受講生と同じ立場で、法律や裁判については初心者という設定の人」なのだけど、私が「いま先生が言ったことの意味がイマイチわかりにくいな…」と感じると、直後に画面の中の小島さんが「今の○○というのをもうすこし詳しく教えて下さい」と聞いてくれるということが何度も何度もあった。

普段の暮らしの中で自分も巻き込まれる可能性が無いとは言えない様々なトラブル(離婚・相続・事故・借金など。巻き込まれたくないけどね!)を題材に、プロの弁護士がわかりやすく説明を行い、難しい語句やポイントになる部分はききてが確認することで念押ししてくれる、という親しみやすい構成の放送授業だと思う。テキストも、家族構成を例に挙げて説明したり依頼者と弁護士の会話形式で書かれている章があるので、(人によって好き嫌いはあるかも知れないが、私は)分かり易かったし読みやすかった。

この科目は来生学長が担当されているほか、プロの弁護士の方々が講師として毎回登場される。普段から一般の方と接している弁護士の皆さんのお話はとても分かり易く、特に川島志保先生の語り口は、専門家でありながら親戚の叔母さんのように親しみやすかったので、志保先生が担当されている別の教科「家族と高齢社会の法」も気になる。

印象に残った事柄は、遺言書をきちんと書いて分かり易い場所に保管するのは大事だなーということ。授業では父の遺産について遺族が揉めに揉めたあと、嫡出子が遺言書を預かっていたことがわかるというトンデモ展開だった。なぜ存在自体を隠していた嫡出子に遺言書を渡していたんだろう(笑)。あと、株主総会で取締役の交代を狙う回が本当に選挙みたいで面白かった!

ちなみに、5月頃に郵便で「追補」の紙が届きました。法律が変わった→印刷教材の内容と齟齬が生じる→取り急ぎ該当部分をお知らせ…ということです。加えて2014年にも追補の紙が発行されており(キャンパスネットワークに掲載されている)、参照する必要がありました。

成績が表示されました

昨夜からWAKABAが混みあっていてなかなか表示が出ませんでしたが、午後に外出から戻って試したらすんなり出ました(そのあと夕飯作ったりバタバタしててこんな時間ですが)。
ということで、今学期の成績はこうなりました!

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成績の表示が出ない!

16日の0時30分頃に「ファイルに出力する」のほうが成功して成績は確認できたので「画面に表示する」のは明日でいいやーと思って寝ました。で、今朝から何度か試してますが未だに画面表示が出ません。昨年度は翌朝になればすんなり見られた気がするんだけど。
仕方ないのでもう出かけまーす。画面表示が出てキャプチャ出来たらまた書きます。