どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入→2019年に卒業。その後は再入学しマイペースに勉強しています

オンライン授業の感想

今学期、初めてオンライン授業を履修しました。科目は「フィールドワークと民族誌」です。
1科目しか受講していませんが「オンライン授業をやってみた感想」を書いてみたいと思います。

 

この科目を履修した限りの個人的な印象ですが「オンライン授業とは?」を箇条書きにしてみました。
・印刷教材がない
・ノートを作る必要が(私は)ある
・通信指導が無い
・映像を見るのは放送授業に似ている
・レポート提出がある
・単位認定試験が無い

 

対して、私自身の実際の様子や感想はこんな感じです。
・印刷教材が無いのは不便。あれば、余白にメモをしたり、出先で読んだりできる。
・印刷教材が無いので、映像で見た内容を残すにはノートやメモをとることになる。私は「フィールドワークと民族誌」の全15回分をまとめたらルーズリーフで60枚/120ページ近くになった。
・「オンライン」だからあたりまえだが、手元にパソコンやタブレットがないと始まらない。資料等で予習することはできない授業形態。
・1本の映像は短いので気軽に見られる。けど1本見ると「今日は勉強したぞ」と満足してしまい、1回分を終えるまでに何日もかかることがあった。
・私自身の学習時間は、映像の約2倍の時間が必要だった。例えば15分の映像なら「視聴+ノートをまとめる」で30分くらい掛かっていた。
・放送授業みたいに1.5倍速再生できたら便利だと思う。
・1回分の映像を全て足したら、放送授業(45分)より長い回もある。
・1回45分間の放送授業を学習するよりも、オンライン授業の1回分を全て終えるほうが、私は大変だと感じた。
・通信指導がないのはラク。小テストも難しくなかった。
・レポート提出はそれなりに手間がかかる。第1回の学習を始める時点で第15回のレポート課題を確認して、何をどのように書くかずーっと考えていた。
・それでも「フィールドワークと民族誌」はレポートが少ないほうらしい(400字×2本)ので、内容さえ決めてしまえば短い期間で書けた。何千字も書く・何回もレポート提出する必要がある科目はもっと大変だと思う。
・1月末にレポートに評定とコメントが付いてとても嬉しかった。
・単位認定試験が無いのもラク。様々な事情で試験を受けに行くのが大変な方にとって助けになると思う。
・私自身も、12月にレポート提出した後は2月の成績発表までのんびり過ごすことができた。

 

以前に「オンライン授業は徐々に科目を増やし、ディスカッションや双方向性を大事にして、ゆくゆくは面接授業のような扱いにしたい」みたいな記事を読んだことがある気がしますが、今回受講してみて個人的にはそういった手応えは感じられませんでした。トピックを作れるコーナーや講師からの連絡が掲載されるコーナーは用意してありましたが、面接授業のような交流やLIVE感が得られるとは現時点では思えません。レポートに評点とコメントが付いたことが双方向性を感じた唯一の出来事だったと思います。
もちろん、私はこの1科目しか受講していないので他の科目のことはわかりません。

 

私自身は、10月上旬に受講スタート、11月末で全15回を終了、12月の頭にレポートの下書きを作り、見直しをして12月半ばに提出…というスケジュールでした。
今学期はこのオンライン科目1つしか履修していなくて、他の放送授業を同時進行する必要が無いからゆっくりやったというのもありますが、1科目だけなのに約2ヶ月半掛かるのはかなりスローペースで、想像していたより時間が掛かったなという印象です。

 

総合的に見て、オンライン授業と放送授業のどっちを選びたい?と考えたら…
私は放送授業のほうが好みです。
もちろん、オンラインの方が好きだ、得意だ、生活リズムに合っているという方もいらっしゃると思います。
私はもう授業を選択すること自体がありませんが、もし再入学や履修生になるとしても、自分が凄く好きな分野の(例えば音楽の演奏映像を視聴するような…)オンライン授業が新設でもされない限り、選ぶことはもう無いかなぁと思います。
でも「フィールドワークと民族誌」の内容は楽しかったし、オンライン授業がどういったものかというのを経験できたので、1科目だけでも履修して良かったです。