どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入→2019年に卒業。その後は再入学しマイペースに勉強しています

通信教育をしています、ということ

今年度に入ってから、放送大学に在籍しているということを周囲の方々にもお伝えするようになりました。

職場は基本的に土日が休みなので、面接授業や試験に行くために休みを取ってその理由を説明する必要もなかったし、職場以外での雑談の中でわざわざ喋る機会も無かったというのがいちばんの理由なのですが、もうひとつ気になっていたことがあります。

 私は約20年前にも通信制の大学に在籍→中退していますが、当時、通信制の大学に在籍していることや辞めたことを周囲の人に伝えると、結構辛辣な感想や批判を言われることがありました(すべての人がそういう反応だったわけじゃないけど、一部からはあきらかにあった)。私自身の努力が足りなかったのも事実だけれど「通信教育をやるような人は/辞めるような人は他のことも中途半端なんでしょ」みたいな価値観でものを言われたり、私に対してだけでなく通信教育全体に偏見みたいなものを持っているのかなと感じて、ショックだったりがっかりした思い出があります。
それぞれの事情や理由があって通信を選んでいるかもしれないのに、そういう言われ方をするのは面倒だなぁと思っていたので、2年前に放送大学編入するときは「卒業が具体的になるまでは必要以上に言わないでおこう」と思っていました。

※ブログを開設した理由の一つにコレもあります。通信教育は結構大変だというのは20年前の経験でわかっているので、進捗状況などをだれかに打ち明ける場所があると良い。でも身近な人に話してもしも批判されたらちょっとヤダ。ブログだったら、同じく通信教育をしている人が見つけて読んでくださる可能性があるかなと。

で、今年度に入って卒業が具体的に見えてきたので、放送大学に在籍していて次の3月で卒業できそうだ、というのを周囲の方々にお話しするようになりました。
幸い、約20年前のような反応はいまのところありません。むしろ「へぇそうだったの!放送大学ってどんなシステムなの、何を勉強してるの、頑張ってね!」みたいな方ばかりです。

何歳からでも新しいことにチャレンジできるとか、どんな大学に行くか(行かないか)は個人の自由だ…みたいな、社会全体の価値観が変わったというのもあるんじゃないかと思います。
また当時は「(20代前半で、同年代が大学や専門学校に通学しているのに)あなたはなぜ通信なの」というイメージになりやすかったのが、現在では「若いころに大学に行けなかった人が、いま40代のおばちゃんになって大学に行ってる」に変わった、というのもあるでしょう。
同時に(穿った意見ですが)心の中で「いまさら通信の大学やって何になるの」とか思ったとしても、それを表には出さない・言わない人が増えたってことかもしれません(笑)。

なお、こんなことは無いかもしれませんが「くみさんが放送大学に通ってるって言ってたなぁ」と何気なく放送大学について検索したらこのブログを見つけてしまった私の知人の方が万が一おられましたら、それは全然かまいませんので、むしろ「ブログみつけたよ!」と言ってください(笑)。