どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入→2019年に卒業。その後は再入学しマイペースに勉強しています

【感想】仏教と儒教('13)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した2017年度2学期時点でのことです。

 

仏教と儒教('13)
人間と文化コース 専門科目 択一式 持ち込み可

約20年前の大学在籍時に熱心に学んでいた分野が東洋思想で、特に大乗仏教に重点を置いていたので、この科目を履修するのを楽しみにしていた…んだけど、実際に学習を始めたら、聞いたことある語句が出て来たぞって思う程度で、内容を大して覚えてなかったことがびっくり&ショック。

仏教、儒教がそれぞれ日本に伝来してからの変容や広がりについて学ぶのだけど、前半(1~6回)の仏教ではなんの前触れもなく専門用語がばんばん出てくるし、引用している部分が長いし、放送授業は教材の内容をほぼ読み上げている。個人的には「むかし勉強してたはずなのにイマイチわかんない!」という気持ちが邪魔をするのもあり、進めるのに時間が掛かった。
中盤の、仏教が日本の文化に及ぼした影響についての回は息抜きのように面白かった。
後半(9~15回)が儒教。用語についての説明があったり、前回の講義で出て来た事柄が次の回の説明で再び登場することも多かったので、突然本題に入る前半の仏教に比べたら親しみやすい(あくまでも「比べたら」)。私自身が儒教について勉強するのはこれがほぼ初めてなので素直に聴けたが、こちらも印刷教材読み上げスタイル。

受講前は楽しみにしていた科目だったのだが、実際に取り組んでみたら印刷教材も放送授業もどうにも馴染みにくく、全15回を終えても突破口を見つけられず。数日前に感想を書いた「日本語概説」と似た状況になってしまい、こういう印象に残りにくい科目を2つ抱えてどうしよう…と心配だったので、過去問をしっかり解き、「どの回に何が書いてあるか/登場する人物がそれぞれどの宗派でどういう思想だったか」をまとめて試験に備えた。
だけど試験はほとんどが過去問からの出題だったのでとても易しかった。過去問から出るのはは予想していた(1学期もそうだったので)けれど、予想以上に沢山だった。ちなみに、私が持っている過去問からは8問出たし、長く在籍している方が更に昔の過去問を持っていたらそこからも出てるかもしれない。この科目は今年度で閉講されるので、不合格者を少しでも減らそうという配慮でもあるのでしょうか。