どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入→2019年に卒業。その後は再入学しマイペースに勉強しています

【感想】『古事記』と『万葉集』('15)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した平成28年度2学期時点でのことです。

 

古事記』と『万葉集』('15)
人間と文化コース導入科目 択一式 持ち込み可

テキストに「各回のキーワード」が設定されておらず、最初はどこを重点的に押さえたら良いのか心配になったが、実際に古事記の内容に触れる2回目からは面白くてぐんぐん読めた。元々、古事記には興味があって天孫降臨の辺りまでのあらすじは知っているので読みやすかった。対して万葉集はこれまでにかかわったことが殆ど無かったために苦手意識?が働いて若干ペースダウンしてしまったけど、じっくり読んで終了した。

昔の書物であり神様についてのお話だった古事記万葉集が、日本史と繋がる(=現代の私たちに繋がってくる)という、文学でありつつも壮大な史学の側面もある科目だと思う。とっても面白かったです。
担当の多田一臣先生はとても良い声でハキハキしていて聞きやすい。「これは印刷教材に書いていませんが」など、聴く人にとって重要になりそうな一言が時折出てきたり、例を話したあとで「話がわき道に逸れましたね」と断るのが丁寧で紳士的。また、古事記万葉集を引用する部分の朗読はアナウンサーの高山久美子さん。流麗な朗読と素敵な声が大変良い雰囲気で、ラジオ放送が華やかだったと思います。
楽しく学習した割には、イマイチ試験の手ごたえが無くて、@は無いだろうなぁと思っていたらやっぱりAでした。

この科目を履修した後で伊勢神宮出雲大社へ行けたら良いだろうなぁと思う。三重県島根県ではそんな面接授業があるのかな。あったら羨ましい!