どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入し卒業した主婦(パートタイマー)のブログです

【感想】フィールドワークと民族誌('17)

※私が受講した2018年度2学期時点でのことです。
※個人的な感想です。

 

フィールドワークと民族誌('17)
人間と文化コース専門科目 オンライン授業

私が放送大学で初めて履修したオンライン授業(もう卒業するので最後でもある)。
1回のおおまかな流れは以下の通り。

・視聴メモ
・視聴のポイント→講義映像1
・視聴のポイント→講義映像2
・視聴のポイント→講義映像3
・(回によっては)まとめの映像や討論の映像
・小テスト
これを全15回くり返して学習し、
・第15回で期末レポート2件を提出 …で修了。
あと、アンケートもあった。回答しなくても成績への影響は無いとのことだが、自分なりに書いて提出した。

内容や私自身の学習方法
・視聴メモ
「印刷して、視聴しながらメモに利用してね」という用紙。何枚も印刷しなきゃいけないし、自分で自由にノートを取った方が良さそうだったので私は使わなかった。
・視聴のポイント
「講義で紹介する語句や地域について予習しよう」みたいなコーナー。検索エンジンへのリンクが貼ってあったり、Googleマップが埋込みされているので、リンク先や地図を確認。
・講義映像
5~25分程度。基本的には3本だが、4がある回や「1-a、1-b」のように分かれている回もあった。
・まとめの映像
講義内容のおさらい。5分程度。
・討論の映像
主任講師のお二人が各回のテーマについて討論。10~20分程度。
・小テスト
択一式3問。ここまでの映像を見ておけば答えられる内容。不正解でも全問正解するまでやり直せる。小テスト15回分の回答〆切は2019年1月17日だった。
・期末レポート提出
第15回に課題が掲載されている。
レポートの提出〆切日も2019年1月17日(小テストと同じ)だった。

全体的に丁寧に作ってあるなーという印象。メモ用紙や検索エンジンへのリンクが準備されており、ポイントを念押しする為のまとめが付いている回もある。
映像は時々一時停止してノートを作成しながら視聴。どの映像も5~25分程度で「お風呂に入る前に1本だけ見よう」みたいに進められたので、45分間の放送授業を視聴するよりも気軽に取り組めた。だけど1本見ると「今日は勉強したぞ」と満足してしまい、結果的に何日もかかってしまうということもあった。

レポートは400字×2本。よく言われるレポートの書き方のような「序論→本論→結論」と進めるには400字は短い。私自身は、テーマを決めるまでに時間が掛かった(全15回の中から題材を選んで書きなさいといった課題だったので、どの回の何をテーマにするかがなかなか決められなかった)が、文章を書き始めてしまえば2日程度で大枠が出来、見直してから提出した。1月の末に評定とコメントが付きとても嬉しかった。
ちなみに評価は小テスト70%、レポート30%とのこと。…つまり小テストで満点を取れば、レポートがイマイチな出来でもB評価で合格できるということになる。そういう意味では履修しやすい科目。もちろん、できるだけ良い成績で終わりたかったのでレポートもまじめに書いた。

「その地域で調査を進めるため、長く滞在して現地の人々に密着した生活を送る」という事に関して、序盤で「山菜採り名人に弟子入りする」「マタギの熊狩りに同行する」という話題が登場し「えっそこまでやるの(こんな穏やかな感じの先生が!)」と驚くのは序の口で、回が進むとロシアの海獣狩りやアマゾンの弓矢猟、馬やジープで川を渡るなどが続々登場。放送授業の博物館関連の科目と雰囲気は似ているが、かなり硬派な世界ふしぎ発見!を見ているような感じ。地理、世界の文化や暮らしなどに興味がある人は楽しく受講できると思う。様々な国・民族の映像や、博物館の展示物などは見応えがあり面白かった。

個人的になんかすごいなと思ったのは、第7回でアマゾン研究の第一人者山口先生が登場するところ。主任講師の池谷先生と稲村先生が「私たちからすれば大先輩にあたる」と仰っているのですごい先生なのだろうと想像するが、圧倒的に「テレビ向けじゃない」先生(テレビじゃなくてオンラインだけどね!)。
今時は小学生でも知っていると思われる「テレビカメラにお尻を向けてはいけない」を全く気にせず後ろ向きで解説したり、他の先生や大事な資料と被る位置に立ったりするので、うろたえたカメラマンの手が映り込みアングルが乱れるし、池谷先生に剥製を渡したっきり忘れてしまい池谷先生が返すに返せなくて剥製を持ったままおろおろするし、長尺物を展示ケースから出そうとして引っかかってしまい見ているこっちがハラハラする…等々、収録する前におそらく行っているリハーサルがほぼ活かされていないであろう映像がそのまま採用されている。大変失礼ながら、私がこれまで放送大学で視聴した映像のなかで最もフリーダムな先生だったと思う(笑)。

 

後ほど別の記事で「オンライン授業そのもの」についての感想も書くつもりです。