どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入→2019年に卒業。その後は再入学しマイペースに勉強しています

春休みの読書「方丈記」「徒然草」

次学期に「方丈記徒然草」を履修するので、3月のうちにそれぞれを読んでおこうと思い、地元の図書館から借りることに。図書館のホームページで「方丈記」「徒然草」と検索し、現代語訳が載っていて、かつ挿絵があって親しみやすそうとか、初心者でもわかりやすそうなタイトルだな、という本をオンライン予約して受け取りに行きました。

 

徒然草」から読み始めようと表紙を眺めたら「監修 島内裕子」と書いてありました。これから島内裕子先生の科目を学ぶための予習として借りた本にも先生が関わっているなんてスゴイな!と思いつつ読了。
そして、方丈記を読み始めてまたすぐにびっくりです。なんと目次の最後に「解説 島内裕子」と書いてある!!

何百冊と有るだろう方丈記徒然草の関連書籍から偶然選んだ2冊ともに島内裕子先生が関わってるってすごい確率じゃないか、先生って方丈記徒然草研究に於いて著名で、功績も影響力もとんでもなくある方なんじゃないの…?!と今更ながら気がついて驚いています(単に私が「放送授業で拝見するなじみのある先生」と思って勝手に身近に感じ過ぎていただけだと思います)。

個人的には方丈記にすごく共感を覚えます。いろんな煩わしいことから離れてひとり静かに過ごせたらいいだろうなぁーって。けれど時代が違うとはいえ私は自動車やスーパーマーケットやインターネットからは離れられないと思うので鴨長明みたいにはなれない(笑)。
「中学校の歴史の授業で、大災害の様子を説明するときに引用されていたのが方丈記だったのか」とか「紅葉を燃やしてお酒を温めるのは白居易の詩の真似をしてる(放送大学の「日本文学概論」で出てくる)」など、大人・大学生になって読むからこそ気付くこともありました。
方丈記の最後は専門家も解釈が難しい文章で終わっているそうで、私が読んだ本でも著者の方がご自身の説を述べられていましたが、島内裕子先生が印刷教材でどのように取り扱っておられるのかが楽しみです。

なお、方丈記徒然草も、ほんとうに日々のできごとや昔の思い出を綴った作品です。現代で言えばブログで日記書いてるみたいな感じじゃないでしょうか。「兼好のまちかど観察日記☆」「HO-JO-KI~理想の住まいとDIY~」とかさ…(スミマセン)。

2018年度開講なので4月になるまで放送授業の視聴はできませんが、私にとっては4つ目になる島内裕子先生の科目です。楽しく履修したいと思います。