どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入→2019年に卒業。その後は再入学しマイペースに勉強しています

【面接授業】神楽・稚児舞の淵源と新潟の芸能

【面接授業】神楽・稚児舞の淵源と新潟の芸能
人間と文化コース 専門科目
2017年10月21、22日 新潟学習センターにて受講

講師は、新潟大学名誉教授の荻美津夫先生。
踊りや衣装といった芸能の分野が面白そうだったので申し込みました。

こういった神楽や舞楽は中国や朝鮮から伝来し(遣隋使・遣唐使の頃)、遣唐使が廃止されたことで日本独自の発展を経て全国に伝わった…という歴史を学び、現代の各地で実際に上演されているVTRも見られました。また、特に新潟県内ではどんな芸能が伝えられ、同じ県内だが離島である佐渡ではどうだったのか、ということも学びます。

高句麗や唐から伝えられた舞楽を、宮内庁の楽部(音楽や舞を専門に行う部局)が上演しているDVDがとても興味深かったです。衣装、動き、演奏がどれも美しくて素晴らしかった。永く伝えられている歴史のうちには多少は変容があるだろうけれど、いま私が見ているこれを、大昔の人々や異国の人々も見たり演じたりしていたのだなと思うとロマンを感じます。

お面を付けた人や獅子舞が神社で踊ったり練り歩いたりする行事って、子供の頃には見かけましたが、最近は身近で行われていないように思います。実際、こういった行事の継承が近年は難しくなり、途絶えてしまっているものもあるのだそうです。

題材は面白かったと思うのですが、スクリーンに映されるパワーポイントと、受講者に配られる資料が全く同じ文面で(図や記号は使われておらず、黒字の文章だけ)それを読み上げて説明している時間が長かったので、個人的にはちょっと集中が続かなくなる時間帯も多かったです(ごめんなさい)。