どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入→2019年に卒業。その後は再入学しマイペースに勉強しています

【感想】哲学への誘い('14)、近代哲学の人間像('12)

28年度2学期の成績発表が終わったので、しばらくは科目登録申請を考えつつ、履修・試験を終えた科目の感想などを書いていきたいと思います。まずは、哲学の2科目から。

※私の個人的な感想です。
※私が履修した平成28年度2学期時点でのことです。

 

哲学への誘い('14)
人間と文化コース導入科目 択一式 持ち込み可

入学後、最初に勉強し始めたのがこの科目。気合を入れてテキストを読むことから始めた。最初と最後は芸術や歴史も併せて紹介されているので割と親しみやすかった(ギリシア悲劇なんか超おもしろかったし、ドストエフスキーの生涯がハードモードすぎて切ない)のだが、中盤のヘーゲルが4章続けて出てくるところで息切れしそうになったので、ラジオを聴きながらテキストを読み、区切りの良いところで一時停止してノート作成→また聴きながら読む…という結構丁寧な勉強方法が定着した。ラジオはテキストをそのまま読みあげていることが多いし、時間は掛かったけれど、聞きながらのほうが理解しやすかった(というか、私には「ラジオだけ」「テキストだけ」では内容がなかなか入ってこなかった)。

 

近代哲学の人間像('12)
人間と文化コース導入科目 択一式 持ち込み可

今学期履修した6科目の中では、これが一番難しかった!
「哲学への誘い」より更にわかりにくく、カントとヘーゲルが続けて出てくるあたりでやっぱり息切れした。重要なのはわかるがどうにもつらい!授業が終盤へ進むに従い、哲学は人間の内面や心について論じていたはずなのに、近代化合理化された暮らしに人間そのものが取り込まれルーティンワークを(むしろ進んで)するようになったのかもしれない、というのに気付かされるのが面白い。勉強方法は同様に「ラジオを聞きながらテキストを読んでノートを作る」ことに。


「哲学への誘い」と「近代哲学の人間像」は、いつかは履修するだろうと思っていた2科目だし、担当教授が同じ方(佐藤康邦先生)なので、まとめて同じ学期に取った。
案の定どっちがどっちの科目だかわからなくなり(笑)、来る日も来る日も哲学でもうイヤー!とか思ってしまうのだけど、担当教授が同じなら科目や教科書が違っても考え方は必ず同じだから!と思って、じっくり時間を掛けて取り組んだ。実際、教科書が届いてから最初に学習し始める~試験前ギリギリまで勉強していたのはこの2科目だった。
結果的に、関連のある2科目を一気に履修し終えて効率が良かったように思うので、哲学やそれを取り巻く歴史に興味がある方にはおすすめ。

ちなみにもうイヤなんて書いているけど哲学は好き(日大在籍時も、哲学関連教科をいくつか取っている)なので、年齢を重ねて集中力が続かなくなったなぁと感じることになった科目でもあります…。