どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入→2019年に卒業。その後は再入学しマイペースに勉強しています

〇〇だった科目

今日から「花粉が飛んでるぞ」と感じたので、花粉症の薬を飲み始めました。若いころは何ともなかったのですが、30代半ばになんだか調子が悪い年があり、その翌年も同様の症状が出たときにはじめて「まさか花粉症?」と気付き、病院で調べてもらったらハッキリとスギ花粉症の結果が出ました。花粉症って、それまでなんともなかった人がある年を境目に急に発症しますよ。皆様もどうかお大事に。

 

さて、私が履修した中から「○○だった科目」を挙げてみたいと思います。もちろん、すべて「私にとって○○だった科目」で、完全に個人の感想です。
複数回答あり。

 

面白かった・楽しかった科目
西洋音楽史
西洋芸術の歴史と理論
舞台芸術の魅力
和歌文学の世界
方丈記』と『徒然草
上田秋成の文学
文学のエコロジー
世界文学への招待
博物館概論
博物館展示論
地域と都市の防災
フィールドワークと民族誌

 

実生活に役立ちそうな科目
地域と都市の防災
市民生活と裁判
公衆衛生
体育実技
死生学入門

 

難しかったけどやってよかった科目
初歩のスペイン語
初歩のイタリア語
色と形を探求する
哲学への誘い
死生学入門
古事記』と『万葉集
方丈記』と『徒然草
日本文学概論
フィールドワークと民族誌

 

難しくて大変だった科目
著作権法概論
近代哲学の人間像
日本語概説
仏教と儒教

 

自分にはイマイチ合わなかった科目
多様なキャリアを考える
日本語とコミュニケーション
著作権法概論
日本語概説

【感想】フィールドワークと民族誌('17)

※私が受講した2018年度2学期時点でのことです。
※個人的な感想です。

 

フィールドワークと民族誌('17)
人間と文化コース専門科目 オンライン授業

私が放送大学で初めて履修したオンライン授業(もう卒業するので最後でもある)。
1回のおおまかな流れは以下の通り。

・視聴メモ
・視聴のポイント→講義映像1
・視聴のポイント→講義映像2
・視聴のポイント→講義映像3
・(回によっては)まとめの映像や討論の映像
・小テスト
これを全15回くり返して学習し、
・第15回で期末レポート2件を提出 …で修了。
あと、アンケートもあった。回答しなくても成績への影響は無いとのことだが、自分なりに書いて提出した。

内容や私自身の学習方法
・視聴メモ
「印刷して、視聴しながらメモに利用してね」という用紙。何枚も印刷しなきゃいけないし、自分で自由にノートを取った方が良さそうだったので私は使わなかった。
・視聴のポイント
「講義で紹介する語句や地域について予習しよう」みたいなコーナー。検索エンジンへのリンクが貼ってあったり、Googleマップが埋込みされているので、リンク先や地図を確認。
・講義映像
5~25分程度。基本的には3本だが、4がある回や「1-a、1-b」のように分かれている回もあった。
・まとめの映像
講義内容のおさらい。5分程度。
・討論の映像
主任講師のお二人が各回のテーマについて討論。10~20分程度。
・小テスト
択一式3問。ここまでの映像を見ておけば答えられる内容。不正解でも全問正解するまでやり直せる。小テスト15回分の回答〆切は2019年1月17日だった。
・期末レポート提出
第15回に課題が掲載されている。
レポートの提出〆切日も2019年1月17日(小テストと同じ)だった。

全体的に丁寧に作ってあるなーという印象。メモ用紙や検索エンジンへのリンクが準備されており、ポイントを念押しする為のまとめが付いている回もある。
映像は時々一時停止してノートを作成しながら視聴。どの映像も5~25分程度で「お風呂に入る前に1本だけ見よう」みたいに進められたので、45分間の放送授業を視聴するよりも気軽に取り組めた。だけど1本見ると「今日は勉強したぞ」と満足してしまい、結果的に何日もかかってしまうということもあった。

レポートは400字×2本。よく言われるレポートの書き方のような「序論→本論→結論」と進めるには400字は短い。私自身は、テーマを決めるまでに時間が掛かった(全15回の中から題材を選んで書きなさいといった課題だったので、どの回の何をテーマにするかがなかなか決められなかった)が、文章を書き始めてしまえば2日程度で大枠が出来、見直してから提出した。1月の末に評定とコメントが付きとても嬉しかった。
ちなみに評価は小テスト70%、レポート30%とのこと。…つまり小テストで満点を取れば、レポートがイマイチな出来でもB評価で合格できるということになる。そういう意味では履修しやすい科目。もちろん、できるだけ良い成績で終わりたかったのでレポートもまじめに書いた。

「その地域で調査を進めるため、長く滞在して現地の人々に密着した生活を送る」という事に関して、序盤で「山菜採り名人に弟子入りする」「マタギの熊狩りに同行する」という話題が登場し「えっそこまでやるの(こんな穏やかな感じの先生が!)」と驚くのは序の口で、回が進むとロシアの海獣狩りやアマゾンの弓矢猟、馬やジープで川を渡るなどが続々登場。放送授業の博物館関連の科目と雰囲気は似ているが、かなり硬派な世界ふしぎ発見!を見ているような感じ。地理、世界の文化や暮らしなどに興味がある人は楽しく受講できると思う。様々な国・民族の映像や、博物館の展示物などは見応えがあり面白かった。

個人的になんかすごいなと思ったのは、第7回でアマゾン研究の第一人者山口先生が登場するところ。主任講師の池谷先生と稲村先生が「私たちからすれば大先輩にあたる」と仰っているのですごい先生なのだろうと想像するが、圧倒的に「テレビ向けじゃない」先生(テレビじゃなくてオンラインだけどね!)。
今時は小学生でも知っていると思われる「テレビカメラにお尻を向けてはいけない」を全く気にせず後ろ向きで解説したり、他の先生や大事な資料と被る位置に立ったりするので、うろたえたカメラマンの手が映り込みアングルが乱れるし、池谷先生に剥製を渡したっきり忘れてしまい池谷先生が返すに返せなくて剥製を持ったままおろおろするし、長尺物を展示ケースから出そうとして引っかかってしまい見ているこっちがハラハラする…等々、収録する前におそらく行っているリハーサルがほぼ活かされていないであろう映像がそのまま採用されている。大変失礼ながら、私がこれまで放送大学で視聴した映像のなかで最もフリーダムな先生だったと思う(笑)。

 

後ほど別の記事で「オンライン授業そのもの」についての感想も書くつもりです。

卒業の認定について

本日、帰宅したら郵便が届いていました。
「卒業の認定について」

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この他には、祝賀パーティの案内や同窓会に関する書類が同封されていました。

 

なお、学位記授与式への出席を返信するはがきはピンク色!
なんかおめでたい感じがします!

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※左が学位記授与式の出席返信ハガキ(ピンク)
 右が同窓会への個人情報提供に関するハガキ(白)です。

在学中の全成績

修得済の58単位を持って3年次に編入したので、放送大学では66単位を取得しました。在学中の全成績は以下の通りです。
なお、評価が書いてある科目は、2018年の8月に「新裏技(WAKABAでHTMLソースを表示すると、評語だけでなく評価も見られる)」ができた時期があり(現在はできない)、そのときに確認したもの。

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履修登録した科目はすべて合格(=単位を落とさなかった)で終えられたので良かったです。嬉しいです。

最後の成績発表

2学期の成績が発表されました。

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裏技でわかっていたとおり、「フィールドワークと民族誌」は合格。
最後の科目を成績@で終われてよかったです!
面接授業もちゃんと「合」が付きました。

 

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単位取得累計票にも「124」が表示されました!
これでスッキリ卒業できます!!

もしも卒業研究をやるならば(※やってません)

毎年恒例の確定申告はほぼ準備を終えました。主人の書類は確認後に税務署に提出するだけです。
加えて、今年は私の名義で医療費控除だけ行うことにしたので、税務署でIDとパスワードを発行してもらい電子申告を利用。医療費のレシートを事前にエクセルの表(これも国税庁のサイトに準備してある)に入力さえすれば、申告自体はあっという間に終わります。コレとっても便利で楽ですよ!お勧めです。

 

さて、私は卒業研究を行いませんでしたが、もしもやるならどんなテーマにしただろう?と考えてみました。

◎音楽関連
・作曲家について(誰か一人決める)
・オペラについて(演目か作曲家を決める)
最も好き、得意な科目は音楽です。特に歌は結構長い期間続けていたし、放送大学に入学してから歌を唄う面接授業にいくつか参加してみて、未だにそこそこ声が出せることがわかったので、音大の卒業演奏みたいに歌うことが卒研になるんだったら歌うんですが、そういうのは無理ですよねぇ。

◎日本文学関連
古事記について(史学にも近いかも)
百人一首について
源氏物語について
放送大学に在籍している間に日本文学に関する科目をいくつか履修しましたが、個人的には近代よりも古典のほうが好きです。特にこれらの作品には興味があります。放送大学に入学してから源氏物語を読めたことは、文学系科目の参考としても自分の趣味の読書としても、とても大きな体験になりました。

◎芸術哲学関連
・神話と芸術について
ギリシア悲劇について
元々好きだった神話や哲学が様々な分野に影響を与えていることを放送大学で学んでとても興味深かったので。演劇や美術作品はもちろん、日本文学や心理学に関する話題の最中にもギリシア悲劇や哲学が登場したり関連性が指摘されることが何度もありました。

 

新しいことや、興味がある分野を更に知るのは楽しいので「テーマにするとしたら」って考えたら結構出てくる。けれど、それをしっかりまとめて論文にするのは自信がない。だから卒研はやりませんでした(笑)。