どうしようもないことと どうしてもできないことは かなりちがう

放送大学に3年次編入→2019年に卒業。その後は再入学しマイペースに勉強しています

【感想】多様なキャリアを考える('15)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した平成28年度2学期時点でのことです。

 

多様なキャリアを考える('15)
総合科目 択一式 持ち込み可

正直に言うと、これ以外の5科目を選んだあとで「土曜の午前に試験がある科目をもうひとつ足したい…平均点も高めだしこれにしようかな…」という理由で選んでいたため、モチベーションがなかなか上がらない&保てないままとりあえず勉強を続けて試験までこぎつけた、みたいな感じになってしまった。それなりに時間を割いているのに頭に入ってこないような状態。テレビ放送も(そんな気持ちで観ているのだからあたりまえと言えばそうなんだけど)自分には合わなくて3回目くらいまで観た後はテキストのみでの勉強としてしまった。

複数の先生がテキストの執筆を担当しているため、文章から受ける章ごとの印象が違う。第1章は割と気楽に読めたのに、第2章が急に難しめな文章になるし長いしで戸惑った。
色々なケースの働き方等についての内容なので、様々な立場・年代の人に実際に当てはまる事柄も多いと思う。私自身が非正規労働者なので、関わりのある章などは興味深く読んだ。
試験は、掲載されているグラフを見ながらでないと解けない問題もあるので「問題にされているグラフがどれで、縦軸と横軸が何で、どういう数値なのかを理解する」みたいな、グラフを読む力が要ると思う(実際、似ているけど少しずつデータが異なるグラフがいくつも載っているので迷う)。

私が放送大学に入って最初に受けた試験がコレだった(初試験日の1限だった)ので、マークシートの塗り方やら注意事項やらで戸惑っているうちに試験が始まり、テキストを探さないと解けない問題も多かったので、あっという間に試験時間が過ぎてしまい、直後は「出来たのか出来なかったのか自分でわかんない!どうしよう!でもこの気持ちを次の科目に引きずったらダメだ!」と思い直したことをよく覚えている。なので合格できるとしてもBかCと思ってたのに@だったのでびっくりした。

【感想】和歌文学の世界('14)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した平成28年度2学期時点でのことです。

 

和歌文学の世界('14)
人間と文化コース専門科目 択一式 持ち込み可

テキストが読み物として面白いので、テレビ放送を見たときに「これ書いてあったなー」と思い出しやすい。渡部泰明先生が朗々と和歌を読み上げて紹介するのがとても楽しそうで、あぁ本当にこの学問が好きでいらっしゃるのだなぁと感じる。「古き善き日本・雅やか・風流」のような雰囲気に浸って学習を進めていたら、中盤で登場する「九相図」の回が思いの外ヘビーでおののく(笑)。終盤は近代化や戦争に影響を受けた近年の歌人たちの哲学的な内面も知ることができる。
放送授業は、テキストに沿っての解説のほか、貴重な書物の実物を紹介したり、教授が和歌にゆかりのある土地へ出かけていって歌碑や風景を紹介するコーナーもあって親しみやすい。スタジオの間接照明の雰囲気や、「本日の授業の柱」を紹介するところの音楽が妙にムーディ。島内裕子先生のお洋服やお帽子がオシャレ。
最終回で塚本邦雄氏(近代歌人)と島内先生ご夫妻が一緒に写った写真が紹介された。全15回にわたって勉強してきたこの科目の最後で、テキストに載っている歌人と、いま講義されている先生とが繋がり、私がそれを視聴しているのだなぁと思うとなんだか感激した。
私にとってはとても楽しく履修できた、印象深い科目となりました。

個人的に好きで印象に残ったのは以下の歌。
 とどめおきて誰をあはれと思ふらん子はまさるらん子はまさりけり(和泉式部
 桐に藤いづれむらさきふかければきみに逢ふ日の狩衣は白(塚本邦夫)
 春の夜の夢の浮橋とだえして峯にわかるる横雲の空(藤原定家
 傷軽きを頼られてこころ慄ふのみ松山燃ゆ山里燃ゆ浦上天主堂燃ゆ(竹山広)

この科目を履修したことで、自分が源氏物語を読んだことが無かったことに気付いた。今後、文学関連の他の科目を履修したら絶対に源氏物語が再登場すると思われるので、近々読みたい。
試験は「正しいものを選べ」が続いていたと思ったら「誤っているものを選べ」に突然変わるので注意だ!

【感想】西洋音楽史('13)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した平成28年度2学期時点でのことです。

 

西洋音楽史('13)
人間と文化コース専門科目 択一式 持ち込み可

音楽が好きで、基礎的な楽典や作曲家の名前は元々知っているので、いきなりラジオを聞いても大丈夫だった科目。家事をしながらラジオ聞く→後からテキスト確認、という他の科目とは違う勉強法になった。古典教会音楽から近代映画音楽まで、演奏を流して例を挙げながら進むラジオは放送大学ならでは。音楽鑑賞しているだけではあまり気に留めない「歴史」を学ぶことができて、とても興味深く楽しかった!岡田暁生先生が「○○とか、○○とか、○○とか…」となるべく多くの事例を紹介しようとするところや「たくさん演奏を聴いて貰いたいが授業の時間内ではそうもいかない」と言いつつ15分くらいずーっと演奏を流すところに熱意を感じる。
通信指導・自習問題と過去問をしっかりやっておけばほぼ対策できるやさしめな科目だと思うけれど、いろいろな曲が聴けるラジオが楽しいのでぜひ視聴をおススメしたいです。

高校卒業後にもしも望むとおりの進学が出来たならば音楽関連の学校へ行きたかったくらいに、学問の中で音楽が一番得意で好きでした。形は違えど「大学で音楽を学ぶ」を実現させてくれた科目。だから入学後初めての学期に真っ先に履修登録して、がっつり勉強できて本当に楽しかったです。元々平均点は高めな科目ではあったが「絶対に@を取る!」と思って臨みました。
なお、モーツァルトは残念ながら自分自身のキャリアアップに失敗し、音楽史上の転換期の波にも乗ることができなかった!と知れたことが特に印象深いできごとでした(笑)。

【感想】『古事記』と『万葉集』('15)

※私の個人的な感想です。
※私が履修した平成28年度2学期時点でのことです。

 

古事記』と『万葉集』('15)
人間と文化コース導入科目 択一式 持ち込み可

テキストに「各回のキーワード」が設定されておらず、最初はどこを重点的に押さえたら良いのか心配になったが、実際に古事記の内容に触れる2回目からは面白くてぐんぐん読めた。元々、古事記には興味があって天孫降臨の辺りまでのあらすじは知っているので読みやすかった。対して万葉集はこれまでにかかわったことが殆ど無かったために苦手意識?が働いて若干ペースダウンしてしまったけど、じっくり読んで終了した。

昔の書物であり神様についてのお話だった古事記万葉集が、日本史と繋がる(=現代の私たちに繋がってくる)という、文学でありつつも壮大な史学の側面もある科目だと思う。とっても面白かったです。
担当の多田一臣先生はとても良い声でハキハキしていて聞きやすい。「これは印刷教材に書いていませんが」など、聴く人にとって重要になりそうな一言が時折出てきたり、例を話したあとで「話がわき道に逸れましたね」と断るのが丁寧で紳士的。また、古事記万葉集を引用する部分の朗読はアナウンサーの高山久美子さん。流麗な朗読と素敵な声が大変良い雰囲気で、ラジオ放送が華やかだったと思います。
楽しく学習した割には、イマイチ試験の手ごたえが無くて、@は無いだろうなぁと思っていたらやっぱりAでした。

この科目を履修した後で伊勢神宮出雲大社へ行けたら良いだろうなぁと思う。三重県島根県ではそんな面接授業があるのかな。あったら羨ましい!

【感想】哲学への誘い('14)、近代哲学の人間像('12)

28年度2学期の成績発表が終わったので、しばらくは科目登録申請を考えつつ、履修・試験を終えた科目の感想などを書いていきたいと思います。まずは、哲学の2科目から。

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裏技やってみた!

色んな方が「裏技」として紹介しておられる方法で、試験の合否を見てみました。

裏技とは…
※あくまで、合否が見られるみたいだよという「裏技」であり、正式な確認方法ではないようです。
今学期に試験を終えた科目を、WAKABAの来学期の履修登録画面にわざと入力してみて、どっちのメッセージが出るかで合否がわかる、というもの。
「履修済みの放送科目は申請できません」=もう合格してるから履修できないよ!
「履修中の放送科目は申請できません」=履修中だよ、まだ合格していないよ!
分かるのは合否だけ。成績はわからない。
オンラインで履修登録が可能になる日から試すことが出来る方法。

 

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